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おふぃま新聞 1月号
あけましておめでとうございます。1月のおふぃま新聞は以下の内容でお送りします。

1.知っておきたい「がん対策基本法」の概要と改正内容

12月9日、衆院本会議で「改正がん対策基本法」が全会一致で可決、成立しました。同法では、がん対策を総合的かつ計画的に推進することを目的とするものです。
改正には、がん患者の雇用継続等に配慮するよう事業主に努力義務が盛り込まれています。
医療技術の進歩により、がんにかかっても通院しながら働く人が増えてきており、仕事と治療の両立が課題となっています。
事業主や担当者は、病気の種類や症状、法律の内容等について最低限の知識を身に付け、がんにかかった従業員が職場で不利益を被らないよう、他の従業員へのがんに関する教育や柔軟な就労時間の変更等、雇用の継続に配慮した対策が求められます。

2.調査結果にみる企業の「福利厚生」に関する動向

経団連は、「2015年度福利厚生費調査結果の概要」を11月14日に公表しました。法定福利費は6年連続で増加となりました。法定外福利費は9年ぶりに増加に転じましたが、全体としては抑制される傾向にあります。
内訳をみると、医療・健康費用の「ヘルスケアサポート」が大幅に増加しました。要因として、2015年12月から義務化されたストレスチェックへの対応や健康経営の高まりが考えられるとしています。また「育児関連」も増え、引き続き企業が子育て支援策を充実させていることが伺えます。

3.「公益通報者保護制度」見直しへ ~退職者や役員も保護の対象に!

企業や行政機関の不正を告発・通報した者が不利益な処遇や報復を受けることを防止する「公益通報者保護制度」ですが、平成18年の施行以来、10年ぶりに見直しが議論されています。検討内容として「通報窓口の一元化」「保護対象を【労働者】から【退職者】や【役員】まで広げる」「違反事業者への行政措置」「斡旋・調停制度の導入」などがあります。今後、消費者庁は通報者が受ける不利益の実態調査や経済団体と議論を交え、平成30年の通常国会以降の法改正を目指すとしています。

4.2017年「雇用保険」はこう変わる!

2017年1月1日以降、(1)1週間の所定労働時間が20時間以上であり、(2)31日以上の雇用見込みがある方は、「高年齢被保険者」として雇用保険の被保険者となります。
高年齢継続被保険者である方を1月1日以降も継続して雇用している場合は、自動的に被保険者区分が変更されますので、手続きは不要です。
2016年12月末までに65歳以上の方を雇用し1月1日以降も継続して雇用している場合は、ハローワークに「雇用保険被保険者資格取得届」を提出します。1月1日以降に適用対象となる65歳以上の方を新たに雇用した場合も同様の手続きが必要です。

5.冬場は特に要注意! 職場における「腰痛」対策

病気やけがの中で、どの職場でも発生する危険があるのが「腰痛」です。寒い時には腰痛が出やすくなりますので、これからの季節は特に注意が必要です。
重いものを持ち上げるときの姿勢を工夫する、重いものをもたないで済むよう物の配置や出し方を工夫する、一日中同じ姿勢で仕事をしないようストレッチをする、ストレスが原因で腰痛が生じることもあるため気になる労働者には受診を勧める…など、職場でとるべき腰痛対策があります。積極的に予防推進に努めましょう。

6.「残業規制」時代到来! 今こそ残業削減の取組みを

政府が取り組んでいる「働き方改革」において長時間労働の是正が重要な柱とされており、さらに電通事件の社会問題化、過労死等防止対策推進法の施行、初の「過労死白書」発行などもあり、「残業」には特に厳しい目を向けられるご時勢となりました。
まず、労働基準法において労働時間は「1日8時間、週40時間」と定められていますが、労使間でいわゆる「三六協定」を締結し、労働基準監督署に届け出ることで、「月45時間、年360時間」までの時間外労働が認められます。
さらに三六協定に「特別条項」を付けることで、繁忙期や納期直前といった臨時の場合に「上限なし」の時間外労働までもが可能となります。
前述の電通でも「月間70時間まで」とする特別条項付三六協定を締結していましたが、事件を未然に防ぐことができませんでした。また、政府は現在、「残業時間の上限規制強化」や「違反企業への罰則の厳罰化」を検討しています。企業にとっては、法的対応は当然として、さらに抜本的な残業削減の取組みが必要です。

コラム

2017年[酉年]が始まりました。2017年の酉年は、「丁酉(ひのと とり)」だそうです。
ネット検索すると、「丁」は釘からきており『安定』と言う意味があり、「酉」は、酒に関するときに使われ、『収穫、実る』という意味があるそうです。
ただし、「丁」と「酉」は、対立する関係にあるともいいます。これを自分なりに解釈すると、安定を良しとせず、次なる収穫を一段階上を目指す年ということでしょうか。
今年も、よろしくお願いいたします。

by office-matsumoto | 2017-01-10 12:34 | 事務所新聞