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2013年7月のおふぃま新聞は以下の内容でお送りします。
1.今年度の「地方労働行政運営方針」の内容は? 厚生労働省から、5月中旬に「平成25年度地方労働行政運営方針」(以下、「運営方針」)が発表されました。 (1)労働条件の確保・改善対策(2)最低賃金制度の適切な運営(3)適正な労働条件の整備(4)労働者の安全と健康確保対策の推進(5)労災補償対策の推進を重視した内容となっております。 2.「高年齢者の雇用確保」の課題 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社が行った調査によると、90%以上の会社が高年齢者雇用確保措置として「再雇用」を選択しており、「勤務延長」「定年延長」「定年廃止」を選択する会社は少数でした。 東京都が行った調査によると、「高齢者の雇用確保が若年者の雇用に悪影響を及ぼす」と回答した割合は、60代で25.1%に対し、20代では42.1%と、世代間でギャップを生じました。また、「若年者の採用を抑制せざるを得ない」と回答した企業の割合が、従業員数1,000人以上では25.6%に対し、従業員数100~299人では40.2%と、規模の小さい会社ほど若年者の採用への影響が大きいことがわかりました。 3.「報われている感」が、若手・中堅社員のメンタルヘルス不全を予防する 株式会社富士ゼロックス総合教育研究所の「人材開発白書」によれば、若手・中堅社員は「業務支援」「内省支援」「精神的支援」の3つの“かかわり”を得ているときに成長感やモチベーションを抱くそうです。 業務に必要な知識やスキルを与えてもらったり、仕事の手助けをしてくれる等が「業務支援」、自分自身を振り返る機会を与えてくれたり、自己を変容するきっかけを与えてくれる等が「内省支援」で、精神的な安らぎを与えてくれる等が「精神的支援」です。 特に、高い成長を実感している若手・中堅社員は「内省支援」を多く得ているそうです。 4.職場での「熱中症予防対策」はお済みですか? 厚生労働省がまとめた昨年(平成24年)の「職場での熱中症による死亡災害の発生状況」によると、職場での熱中症による死亡者は21人で、うち18人については、WBGT値(暑さ指数)の測定を行っていなかったことが明らかとなったそうです。 熱中症の危険性がわかる簡易な熱中症計、内部の温度が上がりにくいヘルメット、冷却材を入れられるベストなど、熱中症対策グッズもいろいろと出そろってきたようです。 今年の夏は、平年より気温が高くなることが見込まれています。こうした対策グッズの活用と併せて、作業環境の見直し、従業員の健康管理の指導、管理監督者による巡視の強化などの労務管理を徹底し、この夏を乗り切りましょう。
by office-matsumoto
| 2013-07-01 06:55
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